1950-06-17 第7回国会 衆議院 考査特別委員会 第32号
それはまきの胴まわりの不足、木炭の量目の不足、あるいは銘柄の不鮮明、こういうものが非常に増加いたしまして、これを防ぐために昭和二十二年の十月から是正運動を起した。しかしながらなかなかそういう正当な品物というものは出て来ない。
それはまきの胴まわりの不足、木炭の量目の不足、あるいは銘柄の不鮮明、こういうものが非常に増加いたしまして、これを防ぐために昭和二十二年の十月から是正運動を起した。しかしながらなかなかそういう正当な品物というものは出て来ない。
かくのごとくいたしまして、今日の企業財産的な経理方式で試みてみると、あの決算報告に出しました同じすべての因子を少しも動かすことなくして、そういうような角度で組みかえて並べて差引いてみただけでありますが、それによつてかような数字が出て、二十三年度末には、すでにいわゆる不足木炭——いつの間にやらできたと言われて、先ほど問題であります十三億円に上る問題に全然触れないで、なおかつ二十三年度で、累計二十三億八千万円
○三浦政府委員 今不足木炭あるいはまき、帳簿面と現物との開きがあるものについては決算は落してありませんが、これは先ほど田中委員もお述べのように、ぜひ追究して国の收入に入れなければならない、かように考えております。
戰争以前の帳簿が今日ちやんと残つていて、またその当時の関係者がちやんと林野庁や木炭事務所におつて、こういう数字が出て来たものか、私はこれは政治的な数字ではないかとにらんでいるが、一体いかなる方法によつて、この過去十年間の不足木炭の数字をつかまれたか、これを明確にされたい。
大体いろいろな状況がわかりましたが、要は手持薪炭の売払いとともに、卸業者からの回収なり不足木炭の清算、あるいは運送業者に対する調定等の問題がまだ残つておるのでありまして、これらの問題を至急にひとつ手を打つてもらうことにしないと、国の損は一層大きくなるが、同時にこの際特に政府に伺つておかなければなりませんのは、御存じの通り木炭事務所が閉鎖されまして以来、ここに勤めております所員は、その本来の木炭事務清算
○政府委員(三浦辰雄君) 政治道徳上どうということはなしに私共といたしましては、不正とかそういうような過去におきます或いはこの不足木炭に対する追及であるとか、或いは今までの責任であるとか、そういうものは別途に糾明もしなければならませんでしようし、明らかにしなければならない。
○政府委員(三浦辰雄君) 勿論この不足木炭であります十億余円につきましてはどこまでも追求いたしまして、又一応この不明となつておりますものの更にその因を分解いたしまして、その理由を尋ねて追つて明瞭にしなければならんものでございます。
この不足木炭につきましては、開始以来の累積と考えられるのでありまして、その原因はおよそ十七件かに分類をせられるし、そういう複雑なといいますか、いろいろの事情から出て来ておると考えられる。不足木炭の、しかも長い間にわたります糾明にあたつては、個々についての追求を厳重にしなければなりません関係から、その追求の方法といたしましてさしずしたのでございます。
そこで最も問題になるのは、金に見積つて原価十億円といわれる不足木炭帳簿面と現物との差であります。不足薪炭の糾明を一々その発送方法であるとか、日通の受取りであるとか、卸の方の帳面との突き合せというようなことで追究して行く必要がある関係から、その仕事の終りを一応来年の十二月末までとしたのであります。簡単なものは比較的簡単に早く終ると思いますが、そうでないものは相当長くかかります。
これについては個々にこれを糾明して、要するに国としての不足木炭に対する損失のないようにやつて行く、こういう態度でおります。
この不足木炭の中にあるいは支拂い証票の二重発行のものとか、あるいはそこにあるということで支拂票を切つたのに、事実はそこになかつたための現物の不足につきましては、弁償金をとるという方法をとつておりますが、本年度になりまして弁償の関係で調定いたしましたものは、十月二十五日現在ではございますが八百三十八件になつております。かようにしてやや解明のつきやすいものからは逐次やつておるのであります。
そうしてただいま林委員の御質問の中の説明の言葉に、木炭事務所の職員が、なれ合いでこういうようないわゆる不足木炭のうちの一部については、原因をつくつておるんだというようなお話でございますが、私どもといたしましては、先ほど申し上げましたように、現在のところそういうふうには存じません。